先日とある動画を見て、
そのわかりやすさに衝撃を受けまして、
そういえばこのブログも元々は、
『ブロックチェーン』や『仮想通貨』が始まりだったなと
思い出すきっかけになり、
久方ぶりに、
『ブロックチェーン』についてまとめてみることにしました。
ブロックチェーンとは 新技術がゆえのハードル
『インターネット以来の発明』と言われ、
革新的な技術とされている『ブロックチェーン』。
やりとりした記録などを、1台のパソコンではなく、
世界中たくさんのパソコンに暗号化して記録しておくことで、
内容の書き換え、改竄(かいざん)ができない仕組みになっていて、
世界中でじわじわと広がっています。
内容の書き換え、改竄(かいざん)ができないということで、
公的文書や証明書などと比べても、
情報の信頼性が高いとされています。
『ブロックチェーン』の仕組みを使えば、
- お役所の各種書類、証明書
- 不動産の売買購入履歴
- 病院の診断・通院履歴
- ネット投票(不正防止)
などにも応用できるとされています、が、
お役所の仕事が減るとなると、
当然のように困る人たちがたくさんいるわけで。
『ブロックチェーン』の普及が遅い原因はというと、
大きく2つの壁が立ちはだかっているのかなと考えています。
- 法律・・(書類やはんこを残さないといけないルール)
- 既得権益・・(それでお金を稼いでいる人たちの反発)
プライベートブロックチェーンとトークンエコノミー
国境を超えて分散化できると言われていた『ブロックチェーン』ですが、
現実的には、国境を越えるとなると国ごとの『法律・規則』も関わってくるわけで、
全世界同じルールで、というのはなかなか難しいという状況のようで。
また、『ブロックチェーン』の仕組みを使った『ビットコイン』も、
1%の所有者が90%以上を保有しているため、
まとめ売りで価値暴落のリスクがあるようです。
じゃあ『ブロックチェーン』だめじゃーん。
と言うことで一時期ブームが落ち着いていた感があったのですが、近年新しい潮流がきているようで。
全世界対象ではなくて、一部分対象に絞った、
- プライベートブロックチェーン
という考え方がでてきたようです。
プライベートなので、限定的な地域だけ、限定的な業界だけ、という具合ですね。
また、
限定的な地域だけ、
限定的な業界だけで使える
『トークンエコノミー』という考え方も登場してきました。
- トークンエコノミー・・トークンという代変貨幣を用いた経済圏
実はすでに、
- LINEコイン・・LINE版トークンエコノミー
- GMO・・地域トークン
- 西野亮廣さんのオンライン・・レターポット
など、大手企業も、個人のコミュニティでも、
少しずつ参入している状況のようです。
ブロックチェーンとは わかりやすい動画
『ブロックチェーン』についてわかりやすい動画というのはこちら。
動画のベースになっている書籍はこちら。
『オリエンタルラジオ』の『中田敦彦』さんは、
最近どんどんYoutubeなどで『IT/企業研究/歴史』などの情報発信していて、
みるみるうちにチャンネル登録数100万人を突破したそうで。
ブロックチェーンとは わかりやすく
動画の一部を抜粋しつつ整理すると、
2020年から始まる『5G』時代には4つの神器があると。
- IoT・・・情報収集
- クラウド・・情報保管
- ブロックチェーン・・記録
- AI・・分析
IoT/クラウド/AIはどれも『中央集権的』だけれど、
『ブロックチェーン』だけは『非中央集権的』で性質が違うと。
- 中央集権的・・中央(GAFAなど)にどんどん情報が集まる仕組み
- GAFA・・Google, Amazon, Facebook, Apple などの超大手IT企業
『ブロックチェーン』は既存の4つの技術が組み合わせて成り立っています。
- 暗号化技術・・詰めて並べる
- コンセンサスアルゴリズム・・みんなに確認する
- P2P・・リーダーを立てずにみんなでやろう
- DLT(分散型台帳技術・・記録をみんなで持つ
なかでも、
『P2P(ピアツーピア)』という技術は、
日本発の『Winny(ウィニー)』というソフトが有名にした技術でした。
世界最先端の技術だったのですが、
違法動画を上げるツールとして使われ、開発者が逮捕されてしまって。
(裁判の結果、開発者は無罪、その2年後に亡くなられて・・)
それらのITの技術が結集して、
- 情報改ざんのない、
- 中央に権力が集まらない
- フラットな社会
をつくるための革新的な技術が、『ブロックチェーン』というわけです。
ブロックチェーンをまとめてみて
革新的な技術がゆえに、
特に日本では開発が遅れている感のある『ブロックチェーン』。
パブリックなブロックチェーンは普及するのにハードルが高いですが、
プライベートなブロックチェーンなら、
これから徐々に増えていきそうな感があります。
地域の問題解決の糸口の一つとして、
『ブロックチェーン』もまた掘り下げていこうかなと思っています。
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