2020年から本格運用開始と言われている次世代通信『5G』。
これまでの生活がガラリと変わりそうななので、心の準備を兼ねて、
『5G』にまつわるあれやこれやを整理してみることにしました。
5Gで何が変わるのか その1 歴史
『5G』のGというのは英語でGeneration(世代)。
『5G』というだけあって、これまでに1から4まで存在しました。
- 1G 1979年 アナログ方式携帯電話・・音声
- 2G 1993年 デジタル方式携帯電話・・メール/ネット
- 3G 2000年代 モバイルブロードバンド時代
- 4G 2010年代 高速化(動画)
- 5G 2020年代 IoT/AR
音声だけだった電話から、
メールやネットが使えるようになって。
パケ放題が始まって、
スマホが登場して、
YouTuberがどんどん増えてきて、
そして『5G』になると。
5Gの特徴〜何が変わるのか
5Gの特徴は大きく4つあるとされています。
- 高速・大容量化:1000倍のトラフィック量への対応、10Gbps以上の速度の達成
- 接続可能端末数:現状の100倍以上の端末接続のサポート
- 超低遅延、超高信頼性:1MS(ミリ秒)以下の伝送遅延、99.999パーセントの信頼性
- 省電力、低コスト
参考動画
参考記事
5G(第5世代通信)を基礎から解説、通信の速度や用途は今後どう変わるのか
めっちゃ早くなって(今までの100倍以上!)
これまでパソコン・スマホくらいしかネットに繋がなかったのが、
あらゆるものがインターネットにつながるようになって。
(温度センサー、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、お風呂、車などなど)
何より重要なのが、
通信が(ほとんど)遅延しない
ということで、
例えば今までなら熊本と東京でテレビ会議をやるとしたら、
音声や映像が遅れたり、うまく届かなかったりしたところが、
さもすぐそばにいるかのように瞬時に届いて、しかもタイムラグはほぼ発生しないと。
しかも低コストでさらに安くなると。
5Gの特徴 3次元の大量の情報を瞬時にやりとりできる
超高速通信でめっちゃ安定する環境ということで、
これからどんどん発展すると期待されている分野がこれら。
- IoT (モノのインターネット)
- xR (VR/AR/MR)
- 動画
- 遠隔操作(医療・教育)
- 自動運転
- AI
他にもたくさんあると思いますが、
とにかく大量のデータを瞬時に送信したり受信したりできるので、
これまでパソコンやスマホで見ていた平面の情報だけではなく、
立体的な、3次元な情報もやりとりができるようになると言われています。
例えばプロのサッカーの試合中にグラウンドに立って一緒にプレーする体験ができたりするそうです。
参考
自動運転もまさに奥行きが必要な3次元な情報が必須になるのですが、
『5G』になって3次元の情報でも瞬時に送れるようになり、
車と車を相互に状態把握しやりとりできるようになることで、
大幅に実現までの時間が短くなるようで。
5Gを取り巻く環境
2020年からの『5G』に合わせるかのように、
たくさんの新しい情報が毎日のように飛び回っています。
- ドラゴンクエストウォーク(ドラクエのAR版)
速報です。「ドラクエGO」ことドラゴンクエストウォーク発表。スライムが街中に。プレイヤーのレベルアップ要素もあり。年内公開https://t.co/THXgWLRVQF pic.twitter.com/uUye9mGyhN
— 小口貴宏 / EngadgetJP (@TKoguchi787) 2019年6月3日
- nreal (アンリアル) (サングラス型ARゴーグル)
nreal体験してきたんだけど、めちゃくちゃすごかった。輝度と解像度が今までのARグラスより圧倒的に高い、軽くて普段使いできるくらいのデザイン、視野角も実数値よりかなり広く感じる。これはARグラスの最初の消費者向けプロダクトとしてはかなりかなり良い。#AWE2019 pic.twitter.com/EIQNFrdoPR
— KAJI / MESON CEO (@kajikent) 2019年5月30日
- KDDIがnreal とパートナーシップを締結
KDDIはnrealと、本体の重さ約88g、スマホ等と接続して使うスマートグラス「nreal light」を使った実証実験や日本展開のサポートを進めていきます。#nreal #AWE2019 pic.twitter.com/D1P58IUFBR
— kddipr (@kddipr) 2019年5月31日
- Apple ARKit3発表
今日のWWDCで圧倒的に一番興奮したMinecraftのデモ。ARKit3のモーションキャプチャを使って他ユーザーの動きをキャラがトレースしたり、フィールドをテーブルからステージサイズに切り替えた際に人体オクルージョンがリアルタイムでほぼ完璧に効いていた。スマホARの体験が1次元上がるアップデート。 pic.twitter.com/fQNPKlU1sJ
— KAJI / MESON CEO (@kajikent) 2019年6月3日
- TOYOTAではすでにARレンズを仕事で活用しているそうで。
🔽テクノロジーの未来【マイクロソフトのHoloLens2】https://t.co/H4lrYs7uWC
これは、、、凄い。
ARが発達したら、人間の「移動」における革命が起きそう。出社とか、消えそうな予感。なお、トヨタもARを使い始めており(https://t.co/siOmTTcKUc)、製造が高速化され、労働者は徐々に不用になる— マナブ@バンコク (@manabubannai) 2019年6月5日
- マイクロソフトではMR(VRとARの融合)の研究も進んでいるようで。
『5G』は電波の届く範囲が狭いそうですが、信号機に設置することでカバーするようです。
政府が日本全国の信号機20万基を5G基地局に活用検討へ、エリア拡大に弾み
5Gで動画もますます増えていく
立体的な情報の他に、動画コンテンツも今後ますます増えてくると言われています。
動く映像というと、これまではテレビが独占的に放送していたのに対し、
Youtuberを皮切りにどんどん個人の動画が増えていて。
以前は子ども受けする動画ばかりだった印象ですが、
最近は本当に勉強になる動画も増えてきました。
NewsPicksのコンテンツで、
『tiktok』が若い子に流行っているのは、学校でダンスを習っているから
という意見があって、なるほどなと思ったんですが、
読み書きはするけれど動画の作り方、撮り方というのは学校では教えていないことなので、
これからは『動画塾』なるものも増えてくると予想されています。
5Gで教育はどう変わっていくか
個人的に興味がある教育もようやく大きく変わりそうです。
以前参加した【教育とICT】のイベントでは、
経済産業省の方が、『5G』を前提とした教育ロードマップをつくっているという話がありました。
関連記事
熊本市ではすべての小学校にタブレットを無償配布していて、
今後より、ITを使った教育が加速していくと思われます。
5G まとめ 変化のスピードさらに加速中
インフラがどんどん加速していて、
見る側、作る側のハードウェアのスペックも必要になってくるとは思いますが、
日進月歩どんどん進化していくのは間違いありません。
今1歳の僕の娘が小学生になる頃には、
今とはまったく違う景色がひろがっているかも。
参考インプット
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アオキのツイッターアカウント。
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