学び・教育

【教育とICT】 未来への学びに向けて今何をすべきか 2019 に参加してきました。

2019年6月22日(土)に熊本大学にて勉強会に参加しました。

タイトルは以下。

教育とICT 未来への学びに向けて今何をすべきか 九州ICT教育支援協議会2019

ざっくりまとめつつ個人的な感想を書き留めておくことにします。

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九州ICT 2019 習得型と探求型の比率転換

はじめに『遠藤洋路』 熊本市 教育長のお話から。

教育には 『習得型』と『探求型』の2種類があって、

それぞれ『個別』『協同』『一斉』とあり、2×3で全6パターンあると。

文化祭、修学旅行、体育祭なども含めれば、
これまでの学校でも6パターン網羅しているけれど、

こと授業に関して言うと、
これまでは『習得型』×『一斉』授業の割合が多かった。

もっと柔軟に変わってもいいのでは、というお話でした。

お話の中で、
熊本市は23,460台のiPad導入が開始されていたのも印象的でした。

熊本市が挑む大規模教育ICTプロジェクト

アオキ
ぜひ熊本市だけではなく熊本県全域、なんなら九州全域に広げていただきたいものです。

九州ICT 2019 『どんな問い』を与えるかが重要

続いて、
『本田裕紀』 熊本市教育センター 教育情報室長 (昨年まで熊本市立楠小学校 校長)
からの実践発表。

試験導入というかたちですでにタブレット授業を開始し、

初めは小学校低学年には難しいのではという懸念もあったそうですが、

カメラをつかって昆虫やアサガオを撮影して友達と見せ合ったり、

柔軟に使いこなせているそう。

また、
授業中は『ロイロノート』というアプリを使って、

先生からの質問に対し、
生徒個人個人の意見や考えをタブレットに書いて投稿。

『電子黒板』や『タブレット』で全員の意見が見えるようになっているので、

生徒同士の対話やコミュニケーションが大幅に増えているそう。

他にも、
授業の内容がわかっていれば青、
わからなかったら赤とリアルタイムに色分けして表示することで、

授業がわかっている子からわかっていない子に教える時間も増えていると。

アオキ
これまでは挙手制で、手を挙げた生徒が前に出て問題解いて終わりってパターンが多かったけど、
アオキ
手を挙げていない生徒も含め全員の考えが見える化されるっていうのは革新的ですね。

他にも、3人1組でアウトプット重視のディスカッションを積極的に取り入れているそうで、

子どもたちが主体的に取り組めるような『問い』が大事とのお話でした。

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九州ICT 2019 社会とつながる教育を

続いて『上野正直』 熊本市立北部中学校 校長 のお話。

こちらも同様にいち早く『タブレット』を学校に取り入れ、

生徒一人一人に『自己紹介ビデオ』をつくることで

お互いに知らなかった一面が見れて仲良くなったり、
コミュニケーションが活発化しているそう。

動画もあったのでご紹介。( 0:57頃〜)

いろいろなアプリも組み合わせ、
数学だけでなく、体育や理科などとも『タブレット』を組み合わせているそう。

学校自体のカリキュラムも見直し、

朝の自習時間と掃除の時間を廃止し、プロジェクト型の授業を増やしているとの事。

印象的だったお話が、

『学校の勉強が社会に出て役に立っているか』というアンケートを世界で実施したところ、

62カ国中日本が最下位だったそうです。

ソースを探すも見つからず、でしたが、

アオキ
確かに学校で勉強してた時は社会で役に立つなんて思ってもみなかったもんな・・

と思うところありありで、

子ども向け無料プログラミング道場『CoderDojo熊本』も、このブログも、

現実社会と学校の勉強をつなげる活動の一環だったりします。

九州ICT 2019 『ロイロノート』でディスカッション

続いて 『前田康裕』 熊本大学教職大学院 准教授 によるワークショップ。

実際に会場にタプレットをくばり、

『ロイロノート』を立ち上げ、

2〜3人同士で15分ディスカッションし、でた意見を投稿すると。

お題は、『Society 5.0 で必要なことは?』

Society 5.0の動画はこちら。

近くの方といろいろとお話させていただき、

  • 新しい技術を知ろうとする(大人も)
  • 大人も学習できる場がほしい
  • 家庭内でもっとコミュニケーションが増えたらいい
  • 実際に使う中でよりよい使い方がわかるのでは

というような意見がでました。

『ロイロノート』を使うことで、

会場にいた全てのチームの意見が一覧で見られ、

多様な意見を知ることができました。

アオキ
たった15分で本当にたくさんのアイデアがでていたので、学校での勉強も楽しくなるだろうなぁ。

と思ったのでした。

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九州ICT 2019 知ると創るのサイクル

続いて、「未来の教室とEdtech」と題し、

『浅野大介』 経済産業省 教育産業室長 からのお話。

2年前から『未来の教室』というプロジェクトがスタート。

もともと『学校教育』は『文部科学省』管轄だったけれど、
民間や経済にも関わってくるいうことで、『経済産業省』主導で大きく変わっているそうで。

  • 文部科学省・・学校
  • 経済産業省・・民間(フリースクール・塾)

動画もあったのでご紹介。

『5G』を前提に新しい教育のあり方を模索しているそう。

参考記事

民間企業とも協同しいくつかの学校で、
『AI』『IoT』『ロボティクス』『タブレット』などを用いた実験を行なっているそうで。

農業高校で『農業×ロボティクス』を掛け合わせ、
リサーチや分析を含めより実践的、社会で使えるようなカリキュラムを構成したり。

興味深いお話たっぷりな中で、3つ印象的なことがありました。

1つは、
『習得型』のカリキュラムは『AI』を使うことで約 1/3 まで削減できる計算がでているそうで、
その分『探求型』の授業を増やしていけるのでは、というお話。

2つ目は、

個々人のワクワクを軸に、
『知る』と『創る』のサイクルをうまく回していくことが重要で、

どんな事にワクワクするかは個人個人違うので、
いろんな経験や情報を浴びせてあげる事も重要、というお話でした。

『知る』と『創る』のサイクルをうまく回していくことが『STEAM教育』というお話で。


画像出典:経済産業省

AをArts(リベラルアーツ)としてお話されていたのが印象的でした。

ちょい前に書いた記事でも近いことは書いているかなと思います。

最後の1つは、

海外にプロジェクトベースの教材サイトがあるそうで、

https://www.pbslearningmedia.org/

同じようなサイトを日本でもつくるべく、

『アイデアソン』のような形で、
クリエイターとも結びつけてコンテンツを創れるように、
近いうちに募集をかける予定だそうです。


画像出典:経済産業省

アオキ
経済産業省がガラッと変わるのはインパクト大ですね。
アオキ
教材サイトの件はぜひ関わりたいのでしっかりウォッチしておきます。

九州ICT 2019 現実世界のリンクとリフレクション

最後のコーナーはパネルディスカッション。

浅野大介さん、 前田康裕さんに加え、
田中康平さん ( (株)NEL&M 代表取締役)
土井敏裕さん ((株)Doit 代表取締役)
の4名で実施されました。

印象的だったのは2つ。

大学に入るまで数学に全く興味なかったけど、

『経済学』の授業をうけたら教科書3ページ目に『偏微分』がのってて、
もっと早く言ってよーと思ったという話と、

理科も全く興味なかったけど、
『経済産業省』でエネルギーの案件に関わった時に必要になって、

高校の『理科』の教科書を買って読み、ベテラン先輩に教えてもらい
仕事でやりくりしながらどうにか身につけていったという話。

アオキ
現実世界と学校の授業が断絶されているなぁと改めて感じました。

もう一つは、これからの学校・先生の役割というお題で、

『前田康裕』先生によると、

リフレクション(振り返り)をしっかりやるべきで、

振り返りを繰り返し、他の子の意見も聞くことで、

次第に自分の意見をしっかり出せるようになるというお話でした。

実際の資料も見せていただき、

授業当初と後期であきらかに自己評価の文字数が増えていて、

それだけ考えられているということがすばらしいなぁと思ったのでした。

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九州ICT 2019 さいごに

内容もりだくさんでとても有意義な時間でした。

これからますます熊本ないし九州のICT教育が発展してくれたらと期待しますし、

教材サイトの件はぜひ関わりたくアイデア練り練りしておきたいと思います。

アオキ
暗い話題もいろいろありますが、
アオキ
どうせなら明るく前向きに新しい時代を楽しみたいもんですね。

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アオキ
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