子ども向け無料プログラミングイベントの『CoderDojo熊本』。
2018年9月から毎月開催し、12月で無事4回目を迎えました。
2018年度としては最後ということで、振り返ってみることにしました。
「自由につくっていいよ」じゃつくれない
勢いだけで開催した1回目と2回目では、たくさんの課題が見つかりました。
たくさんのブロックを組み合わせ、
自分の好きなようにゲームやストーリーをつくれる『スクラッチ』。
簡単な使い方を説明した後は、
と自由時間に。
自分のつくりたいものを、つくりたいようにつくれる、というのがウリの『スクラッチ』だけれど、
フタを開けてみたら、
的な声をポツポツいただきました。
もちろんすでに『スクラッチ』を経験して、ある程度『スクラッチ』の使い方がわかっているお子さんなら
スイスイつくれてしまうのですが、
どうすればいいかわからないというお子さんはそのまま遊びまわり、、
2回目では一部、マインクラフトのゲーム大会が盛り上がってしまっていました。
3回目 メンターからの助言で軌道修正
熊本日日新聞に『コーダー道場熊本』の事が掲載され、たくさんの人が参加された3回目。
その時に参加されたメンターより
というアドバイスをいただいて。
Hour of code とはこのサイト。
マインクラフトにアナ雪など、世界中で有名なキャラクターをモチーフに、
簡単なミッションに合わせブロックを組み合わせていくというつくり。
例えるなら、
- まずは前に進んで、
- 次に右に曲がって、
- また前に進んで、
というようなミッションを通じて少しずつプログラミングの感覚を覚えていこうという内容で。
とにかく敷居が低いので初めてのお子さんでも取り組みやすいなと。
実際、
という方針に切り替えて、
- 『Hour of Code』などの初心者向けサイト
- 『スクラッチ』(マニュアルに沿って)
- 『スクラッチ』(好きなゲームを作る)
- その他(マインクラフトをpythonで動かすなど)
という4通りの構成にしたことで、だいぶ安定した運営ができてきたかなと思っています。
今後の課題と取り組み
ボランティアで参加いただいているメンターの方と様々お話するうちに、
パソコンだけではなくて、
ロボットやバギーカーなど実際に動くものも体験できる場にしていきたいなとも思うように。
個人的にもともとパソコン一本でやってきたこともあり、
ハード的な、いわゆる『IoT』(Internet of things 物のインターネット)の割合が少なくなってしまったのですが、
とある方より『Arduino』の本を献本いただいたこともあり。
今後はより『IoT』の体験の場としての位置付けも増やしていければと思っています。
さいごに
勢いだけで始めた『CoderDojo熊本』ですが、
続けるうちに
- いろんな課題と対策
- たのしいメンターの方とのつながり
- プログラミングに熱中する子どもたち
と、いろんな経験をさせてもらえているなと感じます。
これから10年もたって、彼ら彼女らが大人になった頃はどんな世界になっているかとポジティブに想像しながら、
来年からはよりパワーアップした『大人も子どもも楽しめる場』になることを目指して、
より運営を頑張っていきたいなと思いますので、
お近くの方はぜひ一度、『CoderDojo熊本』にも遊びにきてもらえたらなと思います。
アオキのツイッターアカウント。
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