なんて劇的にかわってるんだ・・・
こんな授業をうけたかった・・・
知人のツイッター経由でこんな記事を見つけまして。
「教えられる」から「学ぶ」へ。iPad大規模導入で変わった熊本の小中学校教育を現場を見てきた
内容を抜粋すると、
- 2018年9月より熊本市内小中学校(134校)にiPad約2万3千台配布
- SIM版なので外でも学習可能
- 黒板書き写しからアウトプット重視に
- 動画を作ったり物語にあうBGMをつけたり
- 20,30点だった点数が90点に
- 先生もエンターテイナー的役割に
iPadで変わった小中学校教育 受動から能動へ
20年前の記憶を呼び起こせば、
学校での授業というのはとにかく、
- 黒板をノートに写して
- 暗記して
- テスト対策
それくらいしかなったような気がします。
なんのためにやっているのか。
自分の生活にどう影響するのか。
というのがあいまいなまま、
学校の授業と自分の生活・価値観の間に大きな壁があるような感があって。
一方、
今回の現場体感記事を見る限り、
- 子供たちが受動から能動へ
- 他人ごとから自分ごとに
- 黒板書き写しからアウトプット重視へ
明らかに変わっているのが素晴らしいと感じました。
仕事にしろ勉強にしろプログラミングにしろ、
自分ごととしてアウトプットやらないと身につかないと思っていて、
それを体感できるようになったのは個人的には26, 27歳くらいだったので、
『アウトプット重視』という感覚が10代前半の頃に備わるというのは
本当に素晴らしいと思います。
iPadで変わった小中学校教育 アウトプット重視で生まれる表現力
日本人は特に、
意見を表現するのが苦手、
プレゼンやロジック(ディベート)が苦手と言われています。
アウトプット重視で、
動画一つつくるにしろ、
表現する方法、順番、構成、BGMなんかを考える必要がでてくるので、
結果的にかなりの学びになり、表現する方法も学べるんだろうと思います。
いくつかの動画が公開されていたので掲載しておきます。
分数を教える方法をアイデアを出す
国語の物語にあうBGMをつけてみる
iPadで変わった小中学校教育 アフターデジタルの子ども達
2020年からは『5G』もはじまり、
『アフターデジタル』という本でも書かれていますが、
これからますます『オンライン』の重要性は広まり、
これまでは『オフライン』が主で『オンライン』が従だったのが、
主従関係が逆転すると考えられます。
- 『オンライン』で『デジタル』の方が得意なこと
- 『オフライン』で『アナログ』の方が得意なこと
それぞれあり、片方だけでは回らなくなっているので、
10代の頃からオンラインとオフラインを使いこなし、
どっちもうまいこと乗りこなせる子ども達がどんどん増えてくれれば、
今後の日本も明るいかもなぁとぼんやり思ったりします。
iPadで変わった小中学校教育 2025年の崖
『アフターデジタル』を読んで知ったのですが、
経済産業省が発表している『2025年の崖』という資料があります。
DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~
こちらを要約すると、
- レガシー(古い)システムを変えないと最大12兆円損するよ
- DX実現すると2030年実質GDP130兆円押し上げるよ
- だからDX化に舵をきったほうがいいよ
という内容で。
経済を回すのは未来の子供達、ということで、
本来学校の監督をになう 『厚生労働省』だけでなく、
経済側担当の『経済産業省』がグイグイ推し進めている感があります。
iPadで変わった小中学校教育 DXの到来は学校からかも
とある投資家の方からこんなツイートもあり。
最近、海外投資家に「なんで日本のスタートアップ/VC市場に投資すべきなの?」と聞かれることが増えており、超マクロ視点では、この5つが最も刺さる印象。
①少子高齢化による労働者不足
②労働生産性はOECD 20位でアメリカの65%程度
③競合少ない(いない)
④優秀人材のスタートアップ流入
⑤FAX大国— 湯浅エムレ@Globis Capital Partners (@emreyuasa) February 7, 2020
最近、海外投資家に「なんで日本のスタートアップ/VC市場に投資すべきなの?」と聞かれることが増えており、超マクロ視点では、この5つが最も刺さる印象。
1 少子高齢化による労働者不足
2 労働生産性はOECD 20位でアメリカの65%程度
3 競合少ない(いない)
4 優秀人材のスタートアップ流入
5 FAX大国
特に5番目のFAX大国というのは、それだけテクノロジーが遅れている証ということで、
『DX』(デジタルトランスフォーメーション)の潜在市場がめちゃくちゃ広い、という事の裏返しだったりします。
小学校でもテストをパソコンでやろうという方針がきまったようです。
小学6年と中学3年の全員を対象に文部科学省が毎年実施している「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)について、2023年度をめどに従来の紙に記載する方式から、出題も解答もパソコンで行う方式へ全面移行する方針を固めたことが30日、文科省関係者への取材で分かった。出題の多様化や経費縮減、各地で異なる試験日の設定が可能になるといった利点が見込まれる。
学力テスト、パソコンで解答へ 小6年と中3年、23年度
『DX』への変化をもっともわかりやすく体感できるのは、
もしかしたら学校なのかもしれません。
iPadで変わった小中学校教育 2020年は節目になる感
失われた30年と言われたり、平成は全て先送りしていた時代といわれたりしますが、
年号が令和に変わった頃から雰囲気がガラリと変わり、
2020年を節目に、さらに『DX化』経済構造の方針転換が加速しそうな感があります。
以前から、
- 東京オリンピックが頂点で経済は下り坂になる、と言われたり、
- 消費税10%アップでGDPが下がってるという情報もあり、
- 人生100年時代(年金ほとんどないよ)
なんて、先行き不透明な感が蔓延していますが、裏を返せば、
今の構造が限界を迎えているんだろうと思われます。
『DX化』が全ての答え、とは思わないけれど、
『デジタルとアナログの融合』が当たり前な人たちが増えるほど、
今の構造を変えられる機運が高まるだろうと思われます。
僕も微力ながら、デジタル、IT、プログラミング、アウトプットあたりの分野で、
情報発信し、なにかしら日本の未来に、お役に立てたらなぁと思っています。
この記事へのコメントはありません。