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【PHP】【Laravel】CSVエクスポートの方法〜5つのポイント〜

ちょっと前にPHPでCSVインポートをする方法を書きまして。

今回はCSVエクスポート(ダウンロード)の方法をまるっとまとめたいと思います。

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PHPでCSVエクスポートをするコード[laravel]

コントローラーのコードはこんな感じです。

    public function export(Request $request)
    {
        $headers = [ //ヘッダー情報
            'Content-type' => 'text/csv',
            'Content-Disposition' => 'attachment; filename=csvexport.csv',
            'Pragma' => 'no-cache',
            'Cache-Control' => 'must-revalidate, post-check=0, pre-check=0',
            'Expires' => '0',
        ];

        $callback = function() 
        {
            
            $createCsvFile = fopen('php://output', 'w'); //ファイル作成
            
            $columns = [ //1行目の情報
                'reserved_date',
                'checkin_date',
                'total_price',
            ];

            mb_convert_variables('SJIS-win', 'UTF-8', $columns); //文字化け対策
    
            fputcsv($createCsvFile, $columns); //1行目の情報を追記

            $bookingCurve = DB::table('csvimport');  // データベースのテーブルを指定

            $bookingCurveResults = $bookingCurve  //データベースからデータ取得
                ->select(['reserved_date'
                , 'checkin_date' 
                ,DB::raw('sum(total_price) as total_price')])
                ->groupby('reserved_date')
                ->get();
        
            foreach ($bookingCurveResults as $row) {  //データを1行ずつ回す
                $csv = [
                    $row->reserved_date,  //オブジェクトなので -> で取得
                    $row->checkin_date,
                    $row->total_price,
                ];

                mb_convert_variables('SJIS-win', 'UTF-8', $csv); //文字化け対策

                fputcsv($createCsvFile, $csv); //ファイルに追記する
            }
            fclose($createCsvFile); //ファイル閉じる
        };
        
        return response()->stream($callback, 200, $headers); //ここで実行
        
    }

大事な箇所を解説してみます。

PHPでCSVエクスポートの方法 ポイント1 response->stream

『laravel』でCSVエクスポートする方法をググっていたら、
こんなコメントを見つけたんですね。

CJxD
Newer versions of Laravel removed the Response::stream() function. Instead, use response()->stream($callback, 200, $headers); –
CJxD
直訳:新しいバージョンのlaravelはResponse::stream() を消したので、代わりにresponse()->stream($callback, 200, $headers);を使うといいよ。

参照記事:CSV export in laravel 5 controller

アオキ
そうなんや、ならさっそく取り入れてみよ。

と取り入れつつ、いくつかググって実現できました。

return response()->stream($callback, 200, $headers);

streamの中に、
コールバック(関数、今回はCSVエクスポートする処理)と、
ヘッダ情報を指定しています。

まずはヘッダから。

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PHPでCSVエクスポートの方法 ポイント2 HTTPヘッダ

インターネットを通じてやりとりする時は必ず、

『HTTP(エイチティーティーピー)』というルールにしたがう必要があります。

HTTP・・Hyper Text Transfer Protocol(ハイパーテキストトランスファープロトコル)

『プロトコル』というのが協定とか、決まりみたいな意味です。

で、

HTTPというルールでは必ず、『HTTPヘッダ』をつける決まりになってます。

このページがどんな種類で、どんな設定になってて・・

といった情報をまとめたのが、『HTTPヘッダ』になります。

今回の『HTTPヘッダ』はこんな感じです。

        $headers = [
            'Content-type' => 'text/csv',  //CSV形式ですよー
            'Content-Disposition' => 'attachment; filename=csvexport.csv', //添付ファイルありますよー、ファイル名は***.csvですよー
            'Pragma' => 'no-cache', //キャッシュ(情報保存)しないですよー
            'Cache-Control' => 'must-revalidate, post-check=0, pre-check=0', //キャッシュ期限切れなら確認してやー
            'Expires' => '0', //キャッシュの有効期限は0ですよー
        ];

『キャッシュ』・・一度開いたWebページのデータを保存して、次回アクセス時にさくっと表示できる仕組み

『キャッシュ』を保存するようにすると、
次回アクセス時に読み込むスピードが早くなったりするメリットはあるんですが、
CSVエクスポートに関して言えば、キャッシュは保存しなくていいのかなと思います。

参考記事
『Webを支える技術』 第9章 HTTPヘッダ まとめメモ

次に、return response()->stream($callback, 200, $headers);

の中の、$callback の中で書かれている処理のポイントを。

PHPでCSVエクスポートの方法 ポイント3 お決まりの関数達

「PHP CSV エクスポート」でググるとかなりのサイトで
これらの関数が使われています。

fopen('php://output', 'w');  //ファイルを作成する 直接ブラウザに返す 書きこめる状態で
fputcsv($createCsvFile, $csv); //ファイルに追記する
fclose($createCsvFile);  //ファイルを閉じる

ファイル開いて、
データ追記して、
ファイル閉じて。

アオキ
ここはセットで覚えておくといいんでしょうね。
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PHPでCSVエクスポートの方法 ポイント4 文字化け対策

文字化けに関しては、

WindowsとMacで設定が違うんですが、今回はWindowsを対象に。

WindowsでCSVを開く時はエクセルを使うことが多く、

エクセルは文字コードが『SJIS(エスジス)』になっているので、『SJIS』に合わせないと文字化けしてしまいます。

PHPでは mb_convert_variables という関数を使って文字コードを変更できるので、

1行ずつ文字コードを『UTF-8』から『SJIS』に変更するようにしています。

mb_convert_variables('SJIS-win', 'UTF-8', $columns); //文字化け対策
mb_convert_variables('SJIS-win', 'UTF-8', $csv); //文字化け対策

PHPでCSVエクスポートの方法 ポイント5 forechで繰り返す

データベースからデータを取得して、
foreachで1行ずつCSVファイルに追記していきます。

100行なら100回。
1000行なら1000回繰り返します。

    foreach ($bookingCurveResults as $row) { 
                $csv = [
                    $row->reserved_date,
                    $row->checkin_date,
                    $row->total_price,
                ];

データベースのデータをとってくる際は『オブジェクト型』になっているので -> で指定する必要あります。

参考記事

これらを踏まえてもう一回コードを。

    public function export(Request $request)
    {
        $headers = [ //ヘッダー情報
            'Content-type' => 'text/csv',
            'Content-Disposition' => 'attachment; filename=csvexport.csv',
            'Pragma' => 'no-cache',
            'Cache-Control' => 'must-revalidate, post-check=0, pre-check=0',
            'Expires' => '0',
        ];

        $callback = function() 
        {
            
            $createCsvFile = fopen('php://output', 'w'); //ファイル作成
            
            $columns = [ //1行目の情報
                'reserved_date',
                'checkin_date',
                'total_price',
            ];

            mb_convert_variables('SJIS-win', 'UTF-8', $columns); //文字化け対策
    
            fputcsv($createCsvFile, $columns); //1行目の情報を追記

            $bookingCurve = DB::table('csvimport');  // データベースのテーブルを指定

            $bookingCurveResults = $bookingCurve  //データベースからデータ取得
                ->select(['reserved_date'
                , 'checkin_date' 
                ,DB::raw('sum(total_price) as total_price')])
                ->groupby('reserved_date')
                ->get();
        
            foreach ($bookingCurveResults as $row) {  //データを1行ずつ回す
                $csv = [
                    $row->reserved_date,  //オブジェクトなので -> で取得
                    $row->checkin_date,
                    $row->total_price,
                ];

                mb_convert_variables('SJIS-win', 'UTF-8', $csv); //文字化け対策

                fputcsv($createCsvFile, $csv); //ファイルに追記する
            }
            fclose($createCsvFile); //ファイル閉じる
        };
        
        return response()->stream($callback, 200, $headers); //ここで実行
        
    }
アオキ
一行一行全部意味があるんですよねぇ、プログラミングって奥が深い・・
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さいごに

仕事で使うWEBサイトやWEBページでは、

必ずと言っていいほど『CSVエクスポート(ダウンロード)』の要望があります。

CSV機能ほしい人
え?なんでCSVでダウンロードできないの?

的な。

そんな時のために、

  1. responseとstream
  2. ヘッダ情報追加する
  3. よく使う関数(fopen, fputcsv, fclose)を知っておく
  4. 文字化け対策
  5. foreachで回す

といった流れをざっくりでも把握しておくと、いざって時にさくっと作れるかもですね。

アオキ
CSVなんだかんだ便利なんですよねー、エクセルでも加工しやすいし、資料とかつくりやすいし。

参考記事

laravel5.3 CSVダウンロードを実装する(あしたからがんばるさん)

Laravel5.4で、CSVダウンロード(一言多いプログラマーの独り言)

追記 2019/1/22
Laravel5.5にアップデート後 実行したらなぜかエラー。

いくつかぐぐると、config/database.php 内の strict が true になっていることが原因のようで、

falseに変更するとOKになりました。

いずれ原因解明したいところです。
QueryBuilderでgroupByをするとSyntax error or access violationがでる件

『PHP(Laravel)』ではこんな記事も読まれています。

1. 【PHP/Laravel】初心者向けの動画をリリースしました【Udemy】

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7. 【PHP】配列や連想配列が覚えづらかったので学校に例えてみた【初心者向け】

8. 【PHP】ホームページに天気予報を表示させる方法【Webスクレイピング】【初心者向け】

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10. 【PHP】2次元(多次元)配列でデータ取得したいならarray_columnがめっさ便利

アオキ
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